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桑名の海苔漁場

もうすっかり海苔の養殖シーズンは終わってしまいましたが、本日は、地元桑名の海苔の養殖場のご紹介
伊曽島の漁協のそばにある港から、とっても速い漁船で20分弱くらい沖合に出るとこんな感じの漁場があります

海苔の漁場は、区画漁業権が必要で、だれが、海のどの場所を使ってよいかきちんと決められており、勝手に養殖をはじめることはできません
この権利は、簡単に手に入れることはできず、漁師さんのもとへ嫁入りするか婿入りするか、みたいな感じの話を聞いたことがあります
ほんとのところはよくわかりませんが、まあ簡単ではない、ということだけはよくわかります

このあたりの養殖漁場は、支柱式と言われる方法で海苔を作っています
海底に支柱を刺して、これに海苔網を吊り下げ、潮の干満で網を干出(かんしゅつ:海に漬かっていない状態)させます

なぜ、干出させるのか?
海苔を養殖するとほかの海藻も生えてきて、海苔の成長を邪魔します
そうすると、海苔だけをたくさん作れないので、他の海藻(雑海藻:ざつかいそう)を生やさないようにする必要があります
海苔は、雑海藻に比べて干出に強く、これをすることで、海苔だけをたくさん作ることができます
ただし、干出させると海の栄養を吸収する時間がそれだけ減るため、海苔の成長は浸けたままより劣ります

干出させる「支柱式」と浸けたままの「浮き流し」、は、どちらも一長一短があり、どちらが適しているかは、養殖できる海の状況によります
そもそも水深が深いと支柱が立てられません

この地域の海苔は、海水温が下がりにくいため、1月からが本格シーズンで、3月を過ぎるとあたたかくなるため、養殖終了です
養殖が終わると、網を引き揚げ、支柱もすべて回収します
海苔を採るだけではなく、後片付けもたいへんです

このあとは、9月ぐらいから海苔網に種付けを行い、冬が来る前に、支柱を刺し網を張り、そして海苔を育てます

本日のまとめ
沖合の海苔の養殖漁場は見ようと思っても、なかなかみられないよ
支柱がたくさん並んだ海を見つけられたら、そこはきっと海苔漁場だよ